靴のサイズは、日本人であればセンチメートル表記が馴染み深いですよね。
でも、ときはSやMの表記のものもあります。
実店舗で購入する場合は試しに履いてみればいいのですが、
通信販売やインターネットのお店で買うときなど、どのサイズが自分にピッタリくるのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、パンプスのサイズについてお話ししましょう。
その前に、皆さんは自分の足のサイズを正確に把握していますか?
なんとなく試し履きして合うような気がするから23.0cmだと思う、というような曖昧なサイズ選びをしてはいませんか?
実際に測ってみると、適正サイズと1cmも違っていた、ということも多いのです。
家庭で簡単に足のサイズを知るには、紙の上に足を置いて、ペンや鉛筆で足の外周をぐるりと描き、その足型の長さを測ればOKです。
一度測ってみてくださいね。
最近よくみかけるS~LLの表記は、センチメートルでのサイズが目安になっています。
メーカーによって多少ズレがありますが、だいたいSは22.5cm、Mは23.0~23.5cm、Lは24.0cm、LLは24.5cmというのが一般的です。
靴屋さんのワゴンセールの棚も、だいたいこのようにサイズ分けされていることが多いでしょう。
ほかにも各国でサイズ表記が異なるので、インポート物のパンプスを買うときには注意してみてください。
イタリアサイズでは、22.0~25.0cmを、34、35、36、37、38、39、40。
イギリスでは、3、3 1/2、4、4 1/2、5、5 1/2、6。
アメリカでは、5、5 1/2、6、6 1/2、7、7 1/2、8。
フランスでは、34、35、35 1/2、36、36 1/2、37、37 1/2。
特にイタリアサイズとフランスサイズは紛らわしいので、気をつけてくださいね。
親切なショップでは日本サイズに相当したサイズを表記していますので、チェックしてから購入しましょう。
以上のサイズ表記は、足長(そくちょう)を表したものです。
でも、同じサイズでも、きつく感じたりゆるく感じたりすることがありますよね。
パンプスのフィット感は、足長だけでなく、足幅や形も重要になってきます。
形は実際に履いてみないことにはわかりませんし、しっくりくる靴しか履きたくない人は、シューフィッターのお店に行くしかないでしょう。
ただ、中には足幅を示すワイズサイズを表記しているパンプスもあります。
ワイズサイズは、A、B、C、D、E、EE、EEE、EEEE、F、Gの10段階が設定されています。
でも、実際によくみかけるのは、E~EEEの表記ではないでしょうか?
これは、日本人の女性の平均的なワイズサイズが、だいたいE~EEEに該当すると思われているからなのです。
靴屋さんもよく売れるサイズのものを重点的に仕入れるので、なかなかすべてのワイズを取り揃えているところはないでしょう。
そして、このワイズ表記も、実はメーカーによって基準が曖昧だったりするのです。
ワイズサイズはJIS規格で決められていますが、足長と足囲を正確に測って換算しなければなりませんし、
せっかくワイズを換算しても、足のやわらかさや形によっても履き心地がかなり違ってきます。
このようにワイズの判断はプロでも難しいので、自分の足が幅広かどうかという目安で選ぶしかないのが現状です。
足長に合うサイズを選んだときにパンプスが窮屈に感じられる場合は、幅広のワイズを選ぶようにしてみてください。
なかなかピッタリのサイズにめぐり合えない人は、やはり実店舗での購入をおすすめします。
足の大きさや幅、形は十人十色で、メーカーがパンプスを作るときに使う木型もいろいろです。
サイズ表記を目安にし、自分の足に合ったパンプスを探しましょう。
実店舗以外で購入するときは、返品・交換OKのショップを選ぶことも重要です。
木型との相性もありますので、お気に入りのメーカーを見つけておくのもいいですね。