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パンプスとは?ミュール・ハイヒール・サンダルの違いについて

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きれい色パンプス

ファッション用語は数多くありますが、意外と知られていないのがパンプスとその他の履物との違い。トレンドの新しいアイテムと違って、「これってどういう意味?」っていまさら聞きにくいこともあるかもしれませんね。定番アイテムだからこそ知っておきたい、パンプス、ミュール、ハイヒール、サンダルの違いをシーン別にお教えします!

■パンプスって?
パンプスは、本来のカテゴリーで言えば「革靴」の一種。
もともとは正装用の履物で、男女の区別もなく使用されていました。
現代では、パンプス=女性のおしゃれアイテムというイメージですが、ちょっと前までは男性の革靴にも使われている言葉だったんです。

見た目の特徴は、履き口部分が広く開いていること。
そして、つま先とかかとが覆われていること。
このあたりの基本的な定義は、現代と変わりませんね。

大きく違うのは、現代のパンプスは革靴に限っておらず、正装用とも限りません。むしろ、革素材ではないパンプスの方が多いくらいかもしれませんね。
合皮素材やビニール、布素材など、安価な素材でパンプスがつくられるようになったので、幅広い人に親しまれるようになりました。
フォーマルなシーンで活躍するのはもちろんのことですが、デートやイベントなど、日常的な履物として広がっています。

 

 

エナメルパンプス

エナメルパンプス

■パンプス、ミュール、ハイヒール、サンダルの違いって何?
同じ履物でも、いろいろな呼び方がありますね。その中でも見分けのつきにくい、4つをピックアップしました。
「なんとなくこんなイメージだけど・・・」という自分なりの見解を持っている人も多いはず。
そのイメージが合っているか、それともちょっと違っているか確認してみてくださいね。

1.ミュール
パンプスは男女の革靴に用いられる言葉でしたが、ミュールは女性用の履物を意味する言葉です。
ミュールという名前が定着したのは2000年頃。
ファッション誌で取り上げられたのをきっかけに、人気に火が付きました。

ミュールの特徴は3つ。
かかとが高いこと、つま先部分はおおわれていること、かかとは覆われておらず留め具もないこと。
かかとが覆われていないので、パンプスとの見分けはつきやすいですね。

 

クリアヒールビジューミュール

クリアヒールビジューミュール

また、ミュールはもともとは室内履きとしてつくられていたものです。それが映画やファッション誌の影響でオシャレな外履き用としても用いられるようになっています。
もともとは室内履きというイメージがあるので、パンプスと違ってフォーマルな場面には不向き。
くれぐれも、結婚式などにミュールで参列することのないように。

2.ハイヒール
ハイヒールは、直訳すると高いかかと。
靴そのものの名称を指すのではなく、パンプスのかかと部分の高さを指す言葉です。
パンプス、ミュール、ブーツなど、かかと部分が高くなっているデザインで使用されています。

女性の足のラインを綺麗に見せてくれることから、ハイヒールはお洒落に欠かせないアイテムになっています。
また、フォーマルな場面で女性がパンプスを履く場合は、まったくヒールがないものはNG。
ある程度ヒールの高さがある物が正装にふさわしいとされています。

3.サンダル
ミュールと似ている言葉だけど、何が違うのかしらと思っている人も多いのがサンダル。
イメージとしては、ミュールの方がエレガントと感じている人も多いようですね。
また、サンダルは女性の履物だけでなく男性の履物にも使用される言葉です。
カジュアルファッションの定番アイテムとして男女ともに人気があります。

 

ウェッジサンダル

ウェッジサンダル

サンダルの特徴は、ミュールのようにつま先を覆っていないこと。
覆う代わりに、ひもやバンドなどでつま先を固定するのです。
ミュール同様に足の露出が多い履物なので、フォーマルな場面では適しません。

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