本革ってなんとなく高級で、足によさそうなイメージがあるけれど、フェイクレザーとの違いってなんなんだろう?と思っている女子は多いのではないでしょうか。
おそらく、大半はレザーとフェイクレザーは違うものだということは分かるけれど、どこが違うのかまでは答えられいかもしれませんね。
今回は、今更人には聞きにくいレザーとフェイクレザーの違いについてご紹介します。知っておくと、靴選びが楽しくなるかもしれませんね!
■フェイクレザーって?
フェイクレザーのフェイク(fake)には「・・・のふりをする」とか「偽の」といった意味合いがあります。
つまり、フェイクレザーはレザーとは別物。レザーの偽物、レザーの真似をしたものということです。
フェイクレザーの中には、色々な種類がありますが、一般的なものでいうと合成皮革やPUレザーというものがあります。
合成皮革は、合皮や、人工皮革と呼ばれることが多いですね。
布地をベースにして、その上にポリ塩化ビニルなどの樹脂を塗ってコーティングしているのが特徴です。
秋冬なんかは、この表面を起毛させてスエード調に仕立てたものもよく出回っていますね。
革よりも安価で高級感のある見た目を再現できているので、若い世代からも人気を集めている素材の一つです。
そしてもう一つ、PUレザー。これも合成皮革の一つなのですが、使用しているのは合成樹脂ではなくてポリウレタンです。
他の合成皮革に比べて傷に強く汚れにくいので、手入れが楽ちん。
見た目にもなめらかで光沢感が美しいので、パンプスなんかに使われることも多いです。
値段も手ごろなのですが、劣化するのが早く3年程度で表面がぼろぼろとはがれてきしまいます。
■レザーって?
一口にレザーと言っても、種類は様々。ラム、ブラ、ヤギ、牛などいろいろな動物の皮が使われています。
使う革によって見た目の風合いが全然違うのはもちろんのこと、柔らかさや厚みまで違うので、履き心地も変わります。
本革のパンプスはしっかりしたつくりのものが多く、革=硬いと思っている人がいるかもしれませんが、これも素材や加工方法次第。
フェイクレザーに比べて通気性がいいので、足が蒸れたり嫌な臭いがしにくいのが特徴です。
また、フェイクレザーの多くは数年で塗装した表面がボロボロとはがれてきますが、本革の場合は塗装しているわけではないのでそのような心配もありません。
年数がたつにつれて、風合いは変わりますが、色の変化もまた革の魅力の一つです。
ただし、雨や湿気には弱いので、長く履こうと思ったらお手入れには配慮したいところ。
お手入れ次第では10年以上使えることも多く、お気に入りのパンプスに出会えた時の喜びは大きいですよ!
■本革パンプスの魅力って?
革=高級感があるというイメージが定着していると思いますが、最近は技術の進歩とともにフェイクレザーのものも本革と見間違うくらい完成度が高くなっています。
新品の時点では、どちらの見た目も魅力的なことも多いものです。違いが出てくるのは、履いて年数が経過した頃。
フェイクレザーは数年で表面がボロボロになりますが、革はボロボロになりません。
傷がつきにくい特性があるうえ、万が一傷がついてもクリーム等でメンテナンスしてあげれば綺麗になります。
何年も履き続けた時に、ボロボロに劣化するのがフェイクレザー、どんどんと味わいのある見た目に変化するのが本革です。
どちらかを選ぶとしたら断然本革がおすすめですが、雨には弱いという特徴があるので、雨の日はフェイクレザーにするなど使い分けてみてはいかがでしょうか。
賢く使い分ければ、本革パンプスを長く愛用することにもつながりますよ。自分に合う本革パンプス、ぜひ探してみてくださいね。