お気に入りのパンプスを履きすぎてヒールがすり減ったり、表面に傷がついてしまったりなど、
靴のトラブルは結構ありますね。特別なお手入れが必要な場合は専門店に修理をお願いすることもありますが、
手軽に自宅で直したいと思ったり、できれば短時間で補修したい時もありますね。今回はお勧めの修理キットや修理方法などをご紹介します。
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靴の修理キットは便利アイテム
修理する箇所にもよりますが、様々な靴のお手入れ用品が販売されています。補修材１本で表面の傷やすり減った踵の手直しが出来たり、
靴底の滑り止めにもなる、一石三鳥のお助けアイテムがあります。シンナーなどの刺激物が含まれていない補修材もあり、人や環境に優しいものを
お勧めします。補修材の色は、靴の色に合わせて黒や白、茶色などの定番色から、メーカーにより多色使いで幅広くラインアップされています。
チューブ式タイプが多いので、ヘラやサンドペーパーが欠かせませんが、セット販売もあり重宝します。
簡単にできる！ヒールの修理
知らないうちにすり減ってしまうヒールですが、特にピンヒールはゴムが劣化しやすくなります。歩く時もカツカツと大きな音になって
しまうので、歩行時にヒールの変調に気づくこともあるでしょう。ピンヒールの場合は、ニッパーで挟み、ゴムと金属部分を抜き取ります。
ニッパーがない場合はペンチでも代用可能です。引き抜くときに少し力がいるので、地道に根気よく行いましょう。
修理グッズでハイヒール用のトップリフトというものが販売されています。金属部分とゴムが一体化したものです。
金づちで入れ込む場合はパンプスを裏返して、四脚のいすなどを利用して安定させ、しっかりと打ち付けましょう。
トップリフトはサイズがあるので、修理するパンプスの踵部分の大きさを測ってくださいね。
防滑にも役立ちます
雪や雨などの悪天候をはじめ、履きなれた靴は滑りやすくなっています。靴底の素材にもよりますが、滑りやすいかどうかは実際に履いてみないと
分からないこともありますね。補修材を靴底に塗り込むと滑りにくくなるので、駅の階段や段差のある場所、グレーチングなどの滑りやすい路面なども
安心して歩くことが出来ます。ハーフソールを貼付するのも、お勧めですが靴底がすり減ってからではなく、新品の状態で取り付けるのが良いそうです。
またお洒落アイテムでもあるシューズ・ストラップをカバンに入れておくと、滑り止めのお守りになりますね。
防滑の裏ワザとしては、使用前の新品の靴底に補修材を塗り込みます。しっかり乾燥させてからの重ね塗りも良いでしょう。
靴を洗浄する手間もなく、靴底のへりも先延ばしにすることが出来ます。
【公式】レディース靴 通販 SHOP KILAKILA本店ブログ 中敷きインソール
アッパーの傷は少しお手入れが必要に
アッパーの表面が軽く擦れた程度なら、乳化性の靴クリームで対応することができます。表面の浅い傷なら目立たなくなります。
もし切り傷や表面が捲れるような傷の場合だとちょっとしたコツが必要になります。スムースレザー革の場合、靴をきれいにしてから
専用の皮革接着剤で固定します。しっかり張り付いたら、ヤスリで傷口やその周辺を優しく擦ります。ヤスリには番号がつけられ数字が小さいものは
目が粗く、大きいものは目が細かくなります。小さい番手から大きい番手に段階的に移行します。その後乳化性の靴クリームで整え、必要なら
油性のワックスを塗布します。
エナメル素や撥水加工を施してある靴は、ヤスリを使用すると表面に光沢がなくなったり、撥水加工が取れてしまいますので気を付けてください。
靴の素材にもよりますが、大きな傷の場合は専門店に相談するのが無難かもしれません。
さいごに
靴の修理職人さんは登山靴やレディースの専門、バラシや靴削りの専門など手先の器用な人が活躍しています。
ご自身の大切な靴のメンテナンスができるとより愛着も深まりそうです。靴の修理にこだわりを持てるくらいになれればいいですね。
トップリフトはサイズがあるので、お手持ちのパンプスの踵をチェックしてくださいね。
