レディースサンダルの人気売れ行きランキングを検索すると、上位をほとんど占めているのは、
ビルケンシュトック、コンフォートなナース調サンダル、クロックス等のスポーツサンダルタイプが主流となっています。
タウンからアウトドアまで広くコーディネートできることや、なによりもコンフォートで楽であること、
代表的なブランドであれば、足の構造を考えられた納得できる製品ということも理由のようです。
それに厚底であれば、スタイルも良く見えます。
注目すべきは、昨年秋から今年の春に流行っていた細い紐のレースアップタイプや、
足首にポイントがくるストラップのフェミニンタイプ、バブーシュ風エスニックなトレンドラインが少し混じっていることです。
こうした少し繊細なディテールを持つデザインは、最近のエフォートレス・シックという、
いわゆる頑張ってない、一見無造作で軽々とした着こなしには不可欠です。
いくらユルめのファッションだからといって、明らかに品質が劣っている物を、鍛えていないだらしない体で着崩したりすれば、
ただの不潔感が漂うだけです。
既に形がほぼ決まっているビルケンシュトック等のスポーツサンダルは、今年もしっかり継続定着するという前提で、
ここでは、きれいできちんとしながら頑張らない着こなし、エフォートレス＆コンフォートという切り口から見た、
サンダルのトレンドスタイルをご説明いたします。
これらのデザインは、エフォートレスサンダルだけでなく、スポーツサンダルのアッパーにも共通するデザインです。
『メンズライクなナッパレザーの中ヒール、エフォートレスサンダル』
ナッパレザーは、クロムなめしをした柔らかい革の総称です。
足あたりの良い、落ち着いたナチュラルな光沢感がある太めのベルトで、足の甲と足首をしっかり押さえるフィット感、
オープントゥで少しメンズライクな造りとなります。
太いTストラップ使いが、長めでボリュームのあるスカート、ワイドで丈の短めのパンツなど今年のトレンド服に合いそうです。
素材や形的に少しエスニックな印象も受けますが、高さ5cmの中ヒールにして、エレガントなタウンサンダル風の方が、
よりエフォートレスです。
『クロスベルト・足首で結ぶデザイン』
昨年秋から、細い紐のレースアップパンプスが流行しましたが、オープントゥのサンダルでもそのディテールはまだ新鮮です。
足の甲は深くしっかり押さえなければなりませんので、ベルトは太くなりますが、複雑に見えるクロス感は継承します。
中ヒール以上のハイヒール、足首のベルトは細く繊細に結ぶ感があると、フェミニンな魅力が増します。
シンプルなワンピーススタイルのお洒落度に貢献します。
『メタリックまたはエナメルレザーのトングサンダル』
トングは紐の鼻緒のサンダルスタイルのことを指します。
真夏に素足が大きく露出するため、解放感あふれるサンダルです。
下駄や草履文化が古くからある日本人にとって靴として抵抗を感じながらも、いったん履いてしまうとなじんでしまう形です。
トングを履く場合は、あまりエスニックなデザインではなく、
メタリックやエナメル素材のシンプルなフラットタイプを選ぶと、だらしなくなり過ぎず良いでしょう。
あくまできれいにきちんとしたシャツや、ワイドレッグパンツと合わせてすっきりまとめるのがポイントです。
『バブーシュのようなスリッパサンダル』
バブーシュは、モロッコの伝統靴ですが、こうしたエスニックイメージのシューズスタイルから、
エスニックの濃い部分を抜き取った様な、スリッパスタイルのサンダルがトレンドです。
フラットシューズが春先に流行りましたが、その継続イメージの履きやすいサンダルです。
楽ちんコーデにマストです。
『スニーカーサンダル・マニッシュサンダル』
シンプルでフラットなスニーカーは、エフォートレスなアイテムであったため、今後出てきそうなのが、
かかとのないミュールタイプのスニーカーサンダル、と予測されます。
足元にボリューム感あるメンズライクな厚底ラバーソールのマニッシュシューズも、バックストラップで登場し始めています。
まとめ
今年の夏は、エフォートレス＆コンフォートな視線でサンダル選びをすると、格好良いお洒落ができそうです。
今ある手持ちの服や小物でなんとかなる、と言う感じでいかなそうな所がやはりパリ発のお洒落キーワードです。
エフォートレスは真面目に取り組むと、結構お金がかかりそうなファッションですね！
でも、足元がコーデの決めてになりそうなので、まずはサンダルから頑張りましょう！
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