女性なら誰もが持っている、おしゃれなコーディネイトには欠かせないパンプス。
多種多様のデザインが世の中に販売されていますが、その中でも自分のとっておきの
お気に入りのパンプスなら、長く愛用したいものですね。
素材ごとに、ダメージや汚れにたいしての対処法が違うのはご存じですか?
たくさんパンプスは持っているけど、
実はちゃんとしたお手入れ方法を知らない、
すべて同じお手入れグッズで行っていた方も多いのでは?
今まで行っていたお手入れ方法が、
本当はその素材にはタブーだったということも!
お気に入りの靴を大切にしたいなら、
これからは「素材別にお手入れ」しましょう!
エナメル、レザー、キャンバスなどの布製など、
素材別お手入れ方法をわかりやすくご紹介します。
【エナメル素材のパンプス】
表面を樹脂加工する事によって美しい鮮やかな光沢が特徴になった
エナメル素材。
本革のパテントと、エナメル調にした素材も、
基本は同じ。キズがつきやすいデリケートな素材なので、
出来るだけ優しく扱う事が鉄則。
汚れがついた場合は、柔らかい素材の布で、
拭いてみましょう。それでも落ちない場合、
エナメル専用のクリームを使って落とします。
エナメル専用じゃないと、せっかくのエナメル素材の特性である、
ツヤが失われてしまう場合がありますので、ご注意下さい。
また防水スプレーも、比較的水を弾きやすいエナメルには、不必要な物で、
光沢もなくなってしまうので、おすすめしません。
エナメル素材は、乾燥によるひび割れも起こりやすいです。
一度ひび割れを起こしてしまうと、もう元には戻りませんので、
直射日光の当たる場所等に長い時間置いておかない等、
保管場所にも気をつけましょう。
【本革素材のパンプス】
お手入れを怠ると、トラブルが発生しやすいのが、
本革素材。ちゃんと手入れすれば永く愛用出来るのも本革なので、
しっかりとお手入れをしましょう。
起こりやすいトラブルとして、一番に上げたいのが「カビ」が生えてしまう事。
本革の靴には、
生産段階から、カビが好む栄養たっぷりのクリームやオイルを
塗ってありますので、履き続ける事で、汚れや湿気を帯びたりすると、
カビが発生しやすくなってしまいます。
また雨シミや土汚れなど汚れがついたままにしてしまうと
落としにくくなってしまうのも特徴です。
カビを防ぐには、毎日履かずに感覚を置いて履く、
濡れた場合は、しっかりと乾燥させる。
下駄箱に乾燥剤を入れておくなど、とにかく湿気を帯びさせない事が大事です。
万が一、カビてしまった場合は、軽度の場合であれば、
自宅で乾いた布で拭いて、アルコールスプレーで除菌するという方法もありますが、
カビの根が張ってしまった頑固なカビの場合は、
靴のクリーニングを扱う専門店に落として貰った方が、
大切な靴を駄目にしない為にも、おすすめです。
【キャンバスなど布素材】
カジュアルなデザインで使われるキャンバスなどの
布素材のパンプスですが、
こちらは汚れが付いてしまうと、なかなか落とし辛いのが特徴です。
履いた日の最後に軽くブラッシングなどで、必ず汚れを落とす事。
靴用の汚れ落としクリームを使ってしまうと、シミになってしまいますので、
汚れがついてしまった場合、台所用中性洗剤を薄めてコットンに含ませて、
軽くポンポンと叩くように優しく汚れになじませます。
その後、きれいな水を含ませたコットンで、洗剤と汚れを含ませるように拭います。
拭いた後は、直射日光の当たらない、
日陰で陰干しをし、完全に乾かす事が肝心です。
【大切なパンプスを長く愛用するには…】
このように、素材にあったお手入れ方法が存在します。
大切な靴をずっと長く履きたいのであれば、
素材にあったお手入れを意識しましょうね!