女性にとって正式な靴はパンプスです。女性が凛ときれいに見えるのもパンプスを履いたときだと思います。それも黒が普通ですね。ヒールをコツコツ言わせて颯爽と歩くワーキングウーマンは、かっこいいですよね。でもかっこいいだけに、長時間履いていると靴づれしたり、足がむくんできつくなってしまったり、足が極度に疲れてしまうこともあり、できる限り避けて通っている方も多い筈だけど、必要なときは必要ですし、パンプス嫌わないでほしいと思います。そうであればともかく長時間履き続けられるパンプスを選ぶヒントをお教えします。
まずヒールです。ピンヒールは素敵ですが、長時間履き続けるのはとても辛いです。
ヒールが太いものを選びましょう。ヒールの高さは上限5センチがよいと思います。
ヒールの高さが10センチ以上のパンプスも多くありますが、それを履きこなすためには、ヒールのある靴に十分慣れてから、次のチャレンジといたしましょう。あ、そうそう、フラットすぎるパンプスも疲れますから注意です。
次に靴のシェイプです。先がとんがっているタイプが伝統的なパンプスの形ですけど、快適なパンプス選びとしては、先がスクエアタイプを選びましょう。
先がとんがっているタイプだと、足指がいつも「ぐー」の状態になってしまい、外反母趾や指上げ足になる可能性が大です。スクエアタイプの方が足指が楽な筈です。足の甲がほぼカバーされるタイプは一般的に足が安定していますが、甲高の方にはきつい場合もありますから、ご自分の足の形と相談してください。
靴の幅は、幅広の方はEE-EEEのサイズがよいですね。普通の方はEなしか、あってもひとつあれば十分です。逆にEがたくさんついていると、靴がパカパカしてしまって、変な靴づれができることもあります。
店舗で購入する場合には、試し履きを必ずして、両足とも履いてみて、周りを少しあるいてみて、さらに5分程度は履いたままにしてみましょう(もちろん許される環境の場合ですが)。ほとんどの方は左右の足の大きさが微妙に違います。特に長さや高さの差は試しばきでわかるものです。靴はある程度長時間履き続けますから、長時間履くことを想定してのチェックも念入りにいたしましょう。
通販では素敵な靴が豊富に紹介されていますね。利用したいと思わない人はないでしょう。しかし実際に通販では、事前に靴の試し履きができないので、ちょっと怖いですよね。それと海外で製造された靴のときがよくあると思いますが、外国の靴のサイズは概ね幅が狭く、さらにはE, EEなどの規格に準拠してないので、注文するときには靴の足周りや甲周りのサイズと自分の足のサイズをよく比べましょう。通販の場合、必要な寸法はちゃんと表記してありますので、見落とさないように。あまりにもぴったりサイズの場合は、ひとつ上のサイズを選んで、あとから中敷で調節するのも手ですね。今や中敷は百円ショップでも種類豊富ですから、ご心配なく。
新しいパンプスを初めて履く場合、事前に靴のストレッチャーを使って、ある程度幅を広げておくことがベストですが、ストレッチャーがない場合は、外に履いて出る前に、室内で何度が履いてみることをお勧めします。
何度か履いてみると皮が馴染んできますよ。いざ外に履いて出るときには、数日間は靴づれしそうな箇所に絆創膏をはっておくのもいいと思います。できることなら初日は短時間の外出のときに履いてみて、徐々にならしていけば安心です。靴を脱いだあとは、足指を広げてストレッチしてくださいね。次の日が楽です。心配な方は、靴の内側に貼るクッションも市販されてますので、利用してみるのがよいでしょう。これもまた百円ショップにもありますから、いろいろ試してみてください。
パンプスを履いてみる気持ちになってもらえたら嬉しいです。