足元をきちっとした印象にさせたいのならパンプスを履くのが簡単です。でもパンプスって選ぶのが難しいと思いませんか?間違ったパンプスで歩いていると腰が痛くなったり、足の指が変形したり、すぐ疲れたりします。ここではあなたにぴったりの「歩きやすく疲れないパンプスの選び方」を教えちゃいます。
パンプスをお店で選ぶ時、まずどこを見ますか?デザイン、ヒールの高さといったところでしょうか?パンプスのデザインで先が丸いものととがったものがありますね。どちらが足が痛くならないとおもいますか?それは足の指の形(長さ)によりますが、基本的には丸いものは奥まで指先が入ってしまうので靴の内側に5ほんの指先が当たり痛くなります。先がとがっているものは親指と小指はあたるのですが、真ん中の3本はそれほど靴には触れません。ヒールが高いとつま先に体重がかかってくるので、その場合はなるべくとがったものの方が接点がなく痛くならないようです。ヒールが低ければ先がまるい物の方が窮屈ではなく快適といえるでしょう。
気に入ったものがあれば、手に取って触ってみてください。まずは生地の硬さを見ましょう。本革製品であれば、多少硬く感じても履いているうちに生地が伸びて足にフィットしてきます。仕事などで使用する方は、迷わず本革を選びましょう。はじめは多少窮屈と感じても、きっとあなたの足に靴皮が馴染んで伸びてくるので大丈夫です。
次に足を入れてみてください。自分の靴のサイズとして縦の長さはみなさん気にして覚えているものですが、横幅や甲の高さも気にして購入していますか?ぴったりのパンプスを選ぶには、縦の長さだけでなく、足の指の形や横幅、甲の高さが合うかを選びます。足を通したときに甲の高さが低い人はその部分に中敷きを入れてサイズ調整を行ってもよいでしょう。
靴の内側の底はどうでしょうか?つま先の当たりにクッションが入っているものは歩いていても滑りにくく、硬い地面を歩く場合も自分の足先を衝撃から守ってくれますので、たくさん歩く方は特にこのクッションの部分を重視してください。
また、履き口の部分が自分の足に当たっているところはありませんか?椅子に座ったり、立ったりしながら、確認してみましょう。くるぶしが少しでもあたるようなら、そのパンプスはあなたにはあいません。別のものを探しましょう。
気に入ったものがあれば、両脚ともしっかり履いて、店内を少し歩いてみてください。ヒールの高さはどう感じますか?ヒールは人によって心地良い高さが違います。試着では数十メートルしか歩くことができません。違和感があるのであれば、少し低めのものから挑戦すると良いと思います。
慣れない高さのヒールを履き続けると腰に負担がかかり、腰を痛めてしまいかねません。
高いヒールに慣れていない人でも、ちょっと頑張って1日だけ、友達の結婚披露パーティーの2時間だけどうしてもヒールが高いカッコイイものを着用したいという日があると思います。そういう方には、かかと部分のヒールに対して、つま先部分のソールの部分も高くなっているものがありますので、そちらをオススメします。ヒールとソールの高さの差分が少ないものはヒールが高くても「楽」に履くことができます。ただ、多少宙に浮いているような状態で歩くので、走ったりはできません。
最後に詰め物や貼るものでパンプスをさらに快適にしましょう。店内を歩いてみて、右足だけ、左足だけ大きい、小さいというものはお店のスタッフを呼んでサイズが合うようにつま先に詰め物をしてもらいましょう。自分で中敷きを入れるとずれることがありますし、見た目で中敷きが丸見えなのは恥ずかしいと思います。お店では、もともとある靴の内底をはがして詰め物をしてくれます。お友達の家で靴を脱いでも中敷きが見えないので、おしゃれの気遣いとしてオススメです。
さらに靴の裏側にも滑り止めを張ると快適です。意外とパンプスは滑るイメージがあるのではないでしょうか?うち底のクッションに加え、外側にも滑りとめ兼クッションを付けることで、きっと「歩きやすく疲れないパンプス」が完成しますよ!