パンプスと聞くと、思い浮かべるのが細くてすらりとしたヒールに、つま先がスッと鋭利になったデザインのものではないでしょうか。海外セレブや、海外ドラマなどでも、素敵なパンプスを履いた女性たちが颯爽と街を歩くシーンをよく見かけますね。そんなイメージが強いからか、パンプス=ハイヒールと思い込んでいる女性が多く、無理をしてでもヒールの高いものを履いている女性が多いようです。けれども、ハイヒールだけがパンプスではありません。ヒールの高さによっては、パンプスでも疲れにくくなります。今回は、疲れにくさと美脚が同時に実現できるミドルヒールパンプスの魅力をまとめてみました。
■ミドルヒールパンプスって?
ミドルヒールパンプスというのは、一般的に3.5~5.5㎝くらいまでのヒール高さのものをさします。その中でもおすすめしたいのが、4㎝ヒール。フラットすぎず、かといって足に負担をかけるほどの傾斜もないので、美脚と疲れにくさの両方を満たしてくれる優秀なヒール高さです。ミドルヒールパンプスには、さまざまなパンプスの形状があります。つま先部分が横一文字にまっすぐになったモードな雰囲気のスクエア型、丸いフォルムが女性らしいラウンドトゥ、アーモンドトゥ型、大人の女性の雰囲気漂うポインテッドトゥ型、つま先部分の圧迫が苦手な人向けのオープントゥ型が主流です。ミドルヒールは、どの形状のトゥとも相性がいいので、履きやすさや、自分の好みに合わせて選ぶといいですよ。ハイヒールだと、足が痛くないものを・・・というのが一番に重視されがちですが、足に負担がかかりにくいミドルヒールなら「自分の好きな形」を最優先しても問題ありません。パンプス選びを楽しみましょう。
■ミドルヒールパンプスをお勧めしたいのはこんな人
1.パンプスに苦手意識がある
パンプスは痛い、疲れる、足トラブルが起こる元・・・と思っている人にこそ、4㎝のミドルヒールパンプスは最適です。パンプスが痛かったり疲れてしまうのは、高すぎるヒールのせいで、体の全体重がつま先部分にかかってしまうから。何十キロという体重は、本来足の裏全体で支えてあげるべきなのですが、ハイヒールを履いていると重心が前になってしまうので、つま先部分に無理がかかってしまうのです。その点、4㎝ヒールならつま先部分にだけ無理がかかってしまうという心配はありません。
2.立ち仕事、営業職で歩き回る人
立ち仕事や、営業職で歩き回る人は、人と接する機会が多いので歩きやすさだけを重視したパンプスは不向きです。女性らしいきれいな脚のラインは必須。かといって、ハイヒールを履いていて足が痛くて仕事にならないようでは困ります。4㎝のミドルヒールなら、足への負担を最小限にしつつも、足の筋肉をグッと上方へ引き上げてくれるので美脚が叶います。ハイヒールまでの脚長効果はないものの、自然でナチュラルな美脚が完成するので、営業先の相手や、お客さんからの印象も◎。インソールが立体裁断になっているのもは、足にかかる負担がさらに軽くなるので、特に歩き回る人にはお勧めです。4㎝ヒール×機能性インソールなら、今までのパンプスとは違った快適なお仕事スタイルが完成しますよ。
3.背が高くて悩んでいる人
背が高いからヒールの高いパンプスは履けないとあきらめている女性は多いです。けれども、4㎝ヒールなら大丈夫。実際に履いてみるとわかりますが、4㎝ヒールは背が高くなった!という印象はほとんどありません。市販のパンプスのほとんどがいかにヒールの高いものが多いかを実感すると思いますよ。また、ヒールは太いものより細いものを選ぶことで、ヒールの存在感を消して、美脚効果だけ発揮してくれます。背が高くても、4㎝ヒールならオシャレが楽しめますよ。