コーディネート

ぽっくりとしたつま先のパンプスでかわいい足元に! おすすめコーデ術

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【公式】レディース靴の通販 shop kilakila(キラキラ)本店 クラシカルラウンドトゥパンプス

ぽっくりとしたつま先のパンプス…。
ラウンドトゥ・パンプスで検索するとだいたいヒットしますが、ラウンドトゥという表現だけでは全てを言い尽くせないような、
日本独特のシューズファッションの歴史と言うか文化があるかも知れません。
オデコ靴と言うと古いなあ、と言いながらもピンとくる人が多いかもしれません。
約30年程前、日本のデザイナーズブランド(DCブランド)が一世風靡をした前後の時代の原宿ファッションが象徴的です。

『昔は原宿スタイルのオデコ靴、その正式名称とその由来は?』

昔オデコ靴と言われた独特のつま先形状は、正式にはバルブトゥ、ブルドックトゥといわれ、つま先が丸く厚みがあり、側面から見ると大きく盛り上がった形です。
靴の歴史としてはメンズライクなトラディショナルな形でもあるのですが、
70年代~80年代のアメリカでは、サイケデリックなロックテイストの奇抜なファッションとして流行した形でした。

日本には当時、お洒落な靴はあったものの、靴のファッション文化に対する知識や理解はまだまだ乏しく、
少女靴の丸いトゥがかわいいメリージェーンパンプスや、ロベールクレジュリーなどの完成度が高いプレーンハイヒールと共に、
アメリカの最先端のトレンドファッションとしてサイケなものも一挙に一緒に入ってきたためか、
新しいファッションに敏感な十代二十代の若者達が、個性的で奇抜なファッションでもあったDCブランドと共に飛びつき、
当時日本でもヘビーメタルなロックファッションはとても流行っていながら、奇抜で可愛い原宿ファッションの方に吸収されていったようです。

現在でも、こうした特徴が色濃く残るスタイルには、少し個性的なデザインの丸井系・原宿表参道路面店、国内DCブランド服が良く似合います。
そこまででなくても、トレンド要素のあるショップのカジュアルスタイルにならまず問題ありません。

パンプス
パンプス

『日本オリジナルなテイストのロリータ靴』

今でもこのかわいらしくファッション性の高いデザインは、原宿的なロリータパンプスとして健在です。
その独特な可愛らしさは、サイケなロックの奇抜さではなく、日本オリジナルな文化を感じさせるカテゴリーとなっています。
日本には古来、高位の花魁の履く厚底のぽっくり、三枚歯下駄のような独特の履物文化があり、
こうした厚底感ある履物に対する、潜在的な美意識や好み・憧れがあるのかも知れません。
この個性的なつま先の形は、超個性的な原宿ファッションだけにとどまらず、最近では、一般的なカジュアルパンプスにも取り入れられるようになってきています。

ゴスロリを極めたようなコーデばかりでなく、可愛いマイルドロリータ風、今夏トレンドのやさしいレース使いや穴あき加工のトップスや、
ボリュームあるプリーツ加工のロングスカートなど、フェミニンなカジュアルアイテムとも相性が良いです。

『最近のボリュームトゥ・パンプスは、通勤服でもOK』

ボリュームトゥのパンプスはつま先に余裕があるため、履いてみるとても履き心地が良いものです。
やはりデザイン形状の関係により、カジュアルで少し個性的な着方をするお洒落な人の方が良く似合います。
以前はクリーンなOLの通勤服が多い人達は、少しためらう傾向がありましたが、
現在では、若い学生やOLをターゲットとしている国内ブランドの、いわゆる通勤服にコーディネートが可能です。

最近では、従来のパンプスに少しオデコ感をプラスしたような、つま先に厚みや丸みを持たせたようなデザインも多くつくられるようになっています。
カジュアルスタイルもオフィスに浸透してきて、通勤着がカジュアル化した背景や、一般的なお洒落センスのレベルも上がり洗練されてきていることなどから、
以前ほど特別視されることもなく、若い世代のみが履ける靴の形という捉え方でなく広く受け入れられるようになりました。
なにしろ、履き心地良くお洒落な足元に見えるため、若い時履いていた人達がその後年齢を重ねたからと言って急に履かなくなるわけではありません。
ライフスタイルは年齢により変化しますが、お洒落センスは磨かれていくので、もっと大人っぽく洗練された形のボリュームトゥパンプスが履きたくなってくるのです。

海外のシューズブランドのラインナップを見ていると、ほんとうにため息をつきたくなるような完成度の高いエレガントなパンプスや、
個性的なデザインに優れたカジュアルパンンプスを目にします。
良質のものは流石に高価です!
その一方で、日本独自のカワイイパンプスもたくさん安価で見つけることができます。
可愛くて本当に安価です!

日本に旅行で訪れている欧米の外国人観光客が、原宿で喜んで買い物をしている姿をTVでよく目にしますが、
私たち日本人は慣れてしまって当たり前に思っている所ですが、毎日一日中蚤の市みたいな便利でたのしい場所なのかも知れません。

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