今年春先頃から、ビジュー(イミテーション宝石飾り)付のシャツやパンプスを、本当に良く見かけました。
シャツの襟元にキラキラ光って付いているだけで、普段のシャツが格上げされるような感じのため、買ってももったいなくなくてなかなか着ず保存してしまいそうです。
良く見ると台付イミテーションのアクリルビジューが縫い付けられているだけなのですが、
とても良くできていて、一昔前の中国や他アジアで安く作られたの民芸品風の物とは全く異なる洗練された雰囲気に仕上がっています。
同じくパンプスにも大きなビジューが目立つデザインが多く見られました。
以前の様にエスニック風な感じのするものではなく、トレンドデザインとしてちゃんと格好良いものになっています。
なかなかこの欧米風な高級感、洗練された凝ったデザインの感じは、欧米の加工産地が東欧にあるのに対し、日本では中国・他アジアで生産される関係上、
雰囲気づくりが難しかったのですが、今では、かなり安価に上手に生産されるようになってきているようです。
でも、夏が近づくにつれビジュー達は姿を消してしまいました。
では、これからのレディースパンプスのトレンドはどのようなものになるのでしょうか?
『春から夏へ、今後のビジューの変化』
照明にきらめくビジューは、今後のサマーシーズンではどのようになるのでしょうか。
夏らしく、爽やかに、リッチに透明なクリスタルな輝きに変化しそうです。
大きくゴロッとしたビジュー飾りは、どちらかと言うとセレモニアルなパーティシーズン向き。
卒業・入学・謝恩会、結婚式など室内照明に映えるビジューは、リゾートパーティが多いサマーシーズンでは、少し重たい感じです。
小さなクリスタルが集まった金具パーツが沢山とりつけられた、トレンドのブーティシルエットなストラップパンプスのサンダルスタイルが、
これからのセレブな足元です。シンプルだけれど露出多めのドレス(ワンピース)に合いそうです。
『ビジューに変わるスタッズ、ロックンロールスタイル』
ビジューは素敵ですが、日中のオシャレ、特にオフィス向きではありません。
けれども、洗練されたスタッズ飾りなら、ちょっと足元がハードでしっかりする分、リネン調のサファリシャツタイプのワンピースとコーディネートすると、
格調高いカジュアルファッションとなります。これはかなりお勧めのスタイルです。
バッグにもこのスタッズ飾りはトレンドディテールとして見られますので、セット買いアイテムです。
スタッズ使いは、ロックンロールスタイルのトレンド傾向から生まれた物のため、
ハードなのにセクシー、不思議とメタルポップな70’S調セクシーワンピースとも相性が良いのです。
『ラメグリッターのチュール素材』
ビジューのように光るグリッター素材は、注目のトレンド素材です。
サマーシーズンでは、シースルーのように素肌がセクシーに透けるチュール素材がよく使用されますが、
ラメグリッターの輝きを織り込んだ素材が、今夏は、注目のグリッター素材として登場しています。
このグリッター感こそがこの夏の大きなトレンドのひとつでもあります。
『ちょっとビニール』
ブーティなストラップ使いのサンダルパンプスは、重くなりがちですが、
ストラップの肌にあたる部分を透明なビニール素材にすると、セクシーかつ軽やかな印象に。
まるでベルトが宙に浮いているかのようなカジュアルなデザインは、シンプルなファッションを格上げします!
『レオパードプリントのポニー』
秋を感じさせる、柄のハッキリしたレオパードプリンのポニーの毛並み。
カジュアルでスポーツ感のあるレオパード使い、それこそが季節先取りのお洒落な足元なのです。
秋冬にレオパード柄はありがちなのですが、何かを予感させられます。
いかがでしたでしょうか。
真夏のパンプスやサンダルは、楽しいけれどここのところマンネリ気味と思っていたら、
クリスタルな輝きやロックンロールなスタッズ、ゴージャスなグリッター素材のあれこれで、欲しい物が見つかってしまって結構忙しいのです。