雑誌やテレビのファッションコーナーで必ずと言っていいほど登場するおしゃれアイテム「パンプス」。
そのときに○○パンプスなんて言葉が多用されていることは多いですが、それらの言葉の意味をしっかり理解しているという人は少ないかもしれません。
また、それらの用語は知っていなくても生きていく上では困らないので、わざわざ他人に尋ねることもしていないという人も多いことでしょう。
しかし、オシャレを楽しむうえでは、パンプスの名称やアイテム名は覚えておくに越したことはありません。今回は、知っているようで知らないパンプスの名称をご紹介します。
目次
■パンプスの各部分の名前を知ろう
・トップリフト
ヒールの下の部分、地面と接する部分のこと。
・アウトソール
地面と接する外側のソールのこと。反対に、内側はインソール。
・アッパー
足の甲の上を覆っている部分のこと。アッパーの中でも、つま先部分の皮のことを限定してバンプと呼ぶ。
・ライニング
内側に貼られた布のことで、アッパーの内側に貼られているもののこと。
足の裏が接する部分はソックライナー、アッパーの内側の横部分はクォーターライナー、かかと部分はヒールグリップと呼ばれる。
■パンプスのヒール高さによる呼び方の違い
パンプスは、ヒールの高さによっても呼び方が変わります。
靴専門店の通販サイトでは、ヒールの高さで絞り込み検索できるところも多いので、覚えておいて損はありません。
フラットヒールは2㎝、ローヒールは3cm以下、ミディアムヒールは3~7cm、ハイヒールは7㎝以上というルールがあります。
ちなみに、ヒール部分が細く華奢なデザインのものをピンヒールと呼びます。
女性らしいデザインのパンプスや、ルブタンなどの高級ブランドでも用いられることが多いですね。
■パンプスの形別の呼び方
1.プラットフォームパンプス
足のつま先から土踏まず部分にかけての、前方の部分の靴底に厚みがあるタイプのパンプスです。
つま先部分に厚みがあるので、ヒールの高さが緩和されて歩きやすくなります。ガーリーナイメージ、レトロなイメージのファッションにもよく合います。
2.アンクルストラップパンプス
足首の部分をアンクルといいますが、この部分に固定するためのストラップがついたタイプのパンプスです。
カジュアルデザインのものというよりは、レディライクな上品デザインのものが多く、甲が大きく露出する不安定なデザインでも、安定感を持って履けるというメリットがあります。
3.Tストラップパンプス
足首の部分を固定するためのストラップがついているのはアンクルストラップパンプスと同じなのですが、
その中でも、正面から見るとストラップがT字になる物をこのように区別しています。
アンクルストラップパンプスと比べると、皿に安定感が増す上に、T字ストラップのおかげで足首のラインがまっすぐ綺麗に見えるのもポイントです。
ストラップは細ければ細いほど足のラインをきれいに見せてくれますが、ある程度太さがある方が安定感を持って履くことができます。
4.オープントゥパンプス
足のつま先部分がカッティングされており、つま先が露出するタイプのパンプスです。
暑い季節、特に夏に愛用者が多いパンプスです。フォーマルな場面ではつま先がおおわれているパンプスを履くのが礼儀ですが、
普段使いには歩きやすく、つま先の圧迫がないのでお勧めです。
オープントゥパンプス用のストッキングも市販されているので、素足NGという場合には専用のものを使いましょう。
普段使っているものだとつま先部分が見えてしまって、せっかくのおしゃれが台無しです。
■おわりに
パンプスの名称はこのほかにもいろいろあります。
まずは基本の名称を押さえておいて、もっとおしゃれを楽しんでくださいね。