パンプスを選ぶ際に、デザインや色、つま先やヒールの形などにこだわって選ぶ人は多いですが、きちんと自分の足に合うものを選べている人は、案外少ないのかもしれません。
靴屋さんで気に入ったデザインのものを見つけ、試し履きをして、数歩歩いてみただけで購入していませんか？
その時は、足に合っていると思っていても、実際お出かけ時に履くと、足が痛くて歩けなかったり、靴擦れしてしまったり、パカパカしてかかとが浮いてしまったりして、
もう2度と履かないなんてことになり兼ねません。
パンプスのフィッテングの際、本当に自分の足に合っているかどうか、きちんと見極めた上で選ぶのはそんなに難しいことではないのです。
パンプス選びに失敗しないようにするためには、購入の際のフィッティングが重要になってきます。
そこで、今回はパンプスのフィッティングの際に気をつけたいポイントについて、ご紹介することにしましょう。
1.【土踏まずに隙間がないこと！】
パンプスのフィッティングの際に重要なことは、まず、土踏まずの下に隙間がないことです。
身体の全体重は、土踏まずに掛かるので、しっかりと支えてあげられるようなものを選ばないといけません。
もし、土踏まずの下に隙間があり、スカスカしている場合には体重を支えることはできません。
土踏まずの下に隙間ができず、足の側面などもぴったりと合っており、足裏がちゃんと支えられていると感じることが大切なのです。
足の横幅が広い方は、自分がいつも履いているサイズのパンプスをフィッティングしても、メーカーにもよりますが、きつく感じてしまう場合が多いかもしれません。
それは、足の横幅が広めの方が履くと、パンプスが横に潰れてしまうからです。
これは明らかに足に合っていない状態です。
足幅が広めの方は、パンプスの裏側などに3E～5Eなどと記載されている幅広用のパンプスもありますので、そのようなパンプスを中心にフィティングすると良いでしょう。
土踏まずが気持ちいいと感じるものを選ぶことがポイントなのです。
2.【かかとがぴったりと合っていること！】
パンプスを履く時は、まずかかとの方に足を合わせます。
かかとも、土踏まずと同じように、側面などに隙間ができないことが大切です。
もし、かかと部分に隙間があったりすると、履いているとパカパカしてきて、パンプスが脱げやすくなってしまいます。
かかとに隙間がなく、しっかりフィットしているものを選べば、足が前滑りすることもありません。
3.【つま先部分は空間が必要！】
パンプスを履いて、つま先の指の部分に痛いところが無いかどうかを確認しましょう。
足の指が長い方や、横に広がっている方、いろいろな足の形の方がおられますが、履く方の足の形によっても、選び方が変わってくるのです。
つま先部分については、ぴったりサイズと言うことではなく、少し空間があることが重要です。
足の指先には、だいたい１～３cm位の空間が必要なのです。
この空間の長さは、パンプスのデザインによって変わってくるのです。
先の丸いデザインのパンプスよりは、先の尖ったものの方が、つま先部分の空間も長く必要になります。
また、特に足周りの細い人は、このつま先部分に空間があるかどうか、よくチェックすることが大切です。
それは、フィッテングの際、ゆるいからといってサイズどんどん小さくしていった結果、つま先部分の空間が全くないようなものを選びがちだからです。
4.【くるぶしが当たらないこと！】
フィッティングの際、くるぶしにパンプスが当たらないかどうの確認も大切です。
人によりくるぶしの高さも違いますし、この部分がパンプスに当たってしまうとすごく痛いので、必ずチェックすることが必要です。
今回は、パンプスのフィッティングの際に気をつけたいポイントについて、ご紹介して参りました。
これらのフィッティング時のポイント以外にも、フィッティングに最適な時間というものがあり、それは夕方以降です。
是非、これらのことを次回からのフィッティング時の参考にしてみて下さいね。
