どんな靴であれ、足を保護している以上、足の汗による蒸れは避けられません。
サンダル等の通気が良い形状ならば、汗がこもらずに臭いも残らないでしょうが、サンダルばかり履いてもいられません。
大好きなパンプスを履きたいけれど、靴下ではなく、素足でおしゃれを楽しみたい。
出かけた先で、パンプスを脱いでも、蒸れた臭いを気にせずに、快適に過ごしたい……そんな時のための工夫をご紹介します。
【素足に見えれば、問題なし!?】
ファッション雑誌で、モデルさんが素足でパンプスを履いているのをよく見かけます。
爽やかで素敵なんですけど、実践すると、問題がいろいろあるんですよね。
汗をかけば、足の裏とパンプスの内側がくっついてしまって、歩きづらいわ、変な音がする時もあるわで、いや～な感じになりますよね。
それから臭いも気になります。おしゃれしているのに、足が臭いなんて、本末転倒です。
そこで、提案したいのは、フットカバーを履くことです。靴下ではく、パンプスを履いた際には、フットカバーが隠れるので、一見、素足に見えるのです。
フットカバーはいろいろなデザインや生地があるので、好みに合わせて選べます。
パンプスから少しフットカバーがのぞいて見えてしまうようであれば、パンプスと同系色のものを選べば安心です。
レースの生地でできたものが、パンプスから少し見えていると、また違った雰囲気をだせるでしょう。
そして何よりも、汗をフットカバーが吸収して、蒸れを防ぎます。外出先で、不意にパンプスを脱ぐシチュエーションでも、臭いを気にせずに済みます。
それから、素足でパンプスを履くのは、靴ずれや、足の角質が硬くなるなど、結構、トラブルの原因にもなります。
また、素足で、病院や歯科医院のスリッパを履くと、水虫をうつされるかもしれません。マナーの面から考えても、あまり好感のもてる行動ではありません。
【中敷きの性能を試してみる！】
パンプスの中敷きは、いろいろな種類が販売されています。汗を吸収したり、クッション代わりになって、足の負担を軽減します。
サイズ調整にも利用できます。厚さも、薄いものから、厚みのあるものまでありますし、かわいいデザインもあります。自分に合った中敷きを選んでみましょう。
インソール
【パンプスにも休憩とリフレッシュを】
いくらフットカバーや、中敷きを利用して、蒸れ対策をしても、臭いパンプスを履いてしまえば、臭いは解決しません。
気にいったパンプスを、毎日履きたい気持ちもわかります！でも、履いてばかりいると、臭いもしみ込んでしまい、型崩れの原因にもなります。
同じパンプスばかりはかず、自分の足にあった靴を数足用意して、１日履いた靴は、必ず休ませてあげましょう。
そして、ただ休ませるのでなくて、できればリフレッシュさせてください。靴をケアする専用のスプレーや、型崩れを防止するグッズを利用してみると、靴が長持ちします。
面倒くさい人は、新聞を手でもんで、一晩、靴の中に入れておくだけでも、新聞が吸湿してくれます。そのあと、新聞を抜き取り、風通しのよいところに置いておけば、靴の中もカラッとしますよ。
【可能ならば、一日２足使い分け！】
一日中、同じ靴を履くよりも、生活スタイルによっては、２足の靴を使い分ける方法もできます。
たとえば、通勤中の靴と、オフィスの中での靴を変えてみたり。
代えのフットカバー１足を、バッグに入れておけば、デート中、急にお座敷で食事、なんてシチュエーションでも、あわてずに済みます。
さっと、お手洗いに行って、フットカバーを取り換えるだけでも、足はスッキリ、食事も楽しめます。
以上のような方法で、パンプスを素足で履いているようにみえる工夫をすれば、快適で、おしゃれも一層、楽しくなりますね。
