手持ちのパンプス、お手入れしていますか?
何年も前に買ったものが、そのまま下駄箱に入っているなんていう人は意外と多いのではないでしょうか。
スニーカーは布製なので洗ってお手入れする人が多いのですが、パンプスは素材の性質上洗えないと思っている方がほとんど。
でも、実は洗えちゃうんですよ。
合皮でも、本革でも丸洗いできます!
今回は、プロも実践しているパンプスの丸洗い方法をお教えします。
パンプスを洗う頻度はどれくらい?
パンプスを洗う頻度ですが、多くても月に1回までにしておくといいでしょう。
まったく洗わないと見た目に悪いですし、汚れが取れにくくなってしまいますが、あまりに頻繁に洗うと素材そのものを傷めてしまう可能性があります。
普段のお手入れはからぶき、汚れが目立つところのみ水拭きにとどめておいて、本格的に洗うのはシーズンごとでも十分。
洗いすぎにも注意してくださいね。
パンプスはどんな時でも日陰干し!
長時間履いたパンプス、洗った後のパンプスは、湿気や水分を蒸発させるために干すのが基本です。
なるべく短時間で干そうと思ってお天気のいい日に日光に当てる人がいるのですが、これは絶対NG!
布製のスニーカーなら除菌効果も期待できますが、パンプスでやってはいけません。
合皮であっても本革であっても、直射日光は生地を傷めてしまう原因になります。
干すときは、必ず陰干ししましょう。
できれば、湿気の少ない、風通しがいい場所がおすすめです。
実践!パンプスの水洗い方法
必要なのは、靴の形を整えるシューズキーパーと、専用の靴用洗剤、柔らかいスポンジ&ブラシ、清潔な布です。
①まずは、乾いた布を使って靴の表面の油分を取ります。
これは革製パンプスの場合に必要な工程なので、合皮の場合は省いて構いません。
汚れが目立つ部分だけ軽くこすって綺麗にしておきましょう。
②大きめのバケツまたは洗面所でぬるま湯を張ります。
柔らかいスポンジを濡らして軽く絞り、靴の表面を濡らしていきましょう。
靴ごと水にドボンと浸けずに、面倒でもスポンジに含ませた水でぬらすようにしてください。
全体が均一になるように濡らすのがコツです。
特に、革製パンプスの場合はムラになりやすいので、丁寧に全体を濡らすようにしましょう。
③スポンジに専用の洗剤を含ませて泡立てます。
洗剤は素材によって使い分けるのがおすすめです。
通販サイトもしくは靴専門店で購入することが出来るので、パンプスの素材に合うものを数種類用意しておくといいでしょう。
水の量が多すぎると大きな泡になるので、適度に水を切って泡立てるのがポイントです。
細かい泡の方が水が垂れにくく、汚れ落ちがいいのでのちの作業がしやすくなります。
反対に、泡立てないまま洗剤を付けてしまうのは生地を傷める原因になるので注意してください。
④靴の表面にスポンジで泡を均一に乗せてから、ブラシを使って洗っていきます。
小さい円を描くようにしてクルクル洗いましょう。
力を入れてこすると表面に傷がついてしまうので、優しく円を描くようにしてください。
ブラシは極力やわらかいものを使用するのが、パンプスを傷ませないコツです。
⑤綺麗になったらスポンジを綺麗に洗って、新しい水を含ませます。
スポンジに含ませた水でパンプスの表面を洗い流していきましょう。
一度に水をジャーッとかけてしまうと靴の中も水浸しになってしまうので、表面にやさしくかけるようなイメージで行います。
⑥綺麗になったら、シューズキーパーを靴の中に入れて形を整えます。
本革はしわになりやすいので、特に注意してください。
このまま陰干ししてしっかり乾かします。
ほとんど乾いたら、一度シューズキーパーを外して中も完全に乾かしましょう。