お手軽に通販で靴を購入出来るようになりました。
送料無料や返品手数料無料などのサービスを提供している通販も数多く見かけます。
お気に入りのパンプスを購入したけど、爪先がきつかったとか、デザインは素敵だけど、思ったより小さく靴擦れしたなどの経験はありませんか。
せっかく購入したのにお蔵入りしてしまったとか、履き心地にお悩みがある方には、シューフィッターが役に立ちますよ。
百貨店や靴の専門店には、シューフィッターと呼ばれる足に関する知識を持った、シューフィッティングのプロがいます。
足の健康に不安がある場合などは、医療との連携が必要になってきますが、もし自分の足について詳しく知りたい方は専門家が在籍するするお店に来店することをお勧めします。
でもそこまでの必要性がなかったり、敷居が高いなと敬遠したり、或いはもっとお手軽にお手入れしたいという方には、市販のシューフィッターやシューストレッチャーなどが便利です。
シューフィッターは、製品の材質により靴に対する効能が変化します。足の裏は頭頂部や膝の裏と並び、身体の中でも汗腺の多い部分です。
季節を問わず、靴のムレが気になるという方も多いでしょう。ご予算と自分に合ったサイズのシューフィッターをぜひ探してみてください。
お値段は千円前後から1万円以上までピンキリです。お財布と足に優しいシューフィッターを選びましょう。
シューフィッターの使い方は簡単です。最初に広げたい部分を濡れタオルなどで軽く湿らせておきます。
伸ばしたい部分にシューフィッターをセットし、ハンドルやつまみを回すだけOKです。
革に張りができたところで留めておきます。甲高の人向けに縦に伸ばせたり、爪先や踵部分を横に広げたりすることも可能です。
シューフィッターや革の素材によって使用時間の違いがあります。24時間そのままの状態にしておくものから、それ以上かかるものもあります。
実は足の大きさは左右違う人がほとんどで、靴を試着する場合は夕方がベストと言われています。
理由は夕方足がむくみ、サイズが大きくなる人が多いからなのですが、逆に朝足がむくむ人も少なくありません。
その靴を履く時間帯に合わせる方がよりフィット感が増すのではないでしょうか。
ご自身のライフスタイルや足の状態をしっかり把握して、より良いフィッティングを目指しましょう。
シューフィッターは木材やプラスチック、アルミ鋳物など様々な材質が採用されています。
1960年代はミズメザクラなどの木型が主流でしたが、現在はプラ型と呼ばれるプラスチック製のものも使用されています。
木型のメリットは除菌や吸湿性、脱臭性などがあり、靴が長持ちします。
また桜だけではなく、松や椿、レッドシダーなど多種多様な天然木を使用した製品が人気です。
天然木のシューフィッターは、靴をきちんとメンテナスしてくれます。
タンスの肥やしになっていた靴もシューフィッターがあれば、大活躍すること間違いなしです。
シューフィッターには男性用や女性用、子供用など種類があり、ハイヒール専用もあります。
ハイヒールの場合、シューフィッターを爪先部分までしっかり差し込むことがポイントです。
シューキーパーとしても利用可能で、前空きのミュールやサンダルでも形を崩さずに綺麗に保管できます。
また革を延ばすことができるスプレーなども販売していますので、シューフィッターと併せて使用すると良いでしょう。
シューフィッターはそれぞれ特徴があり、パンプスに使用できなかったり、ブーツには不向きだったりするものがあります。
シューフィッターを使用する前に雨などで濡れた場合は、必ず乾かしてから使用してください。
使用上の注意を必ず確認して、靴もシューフィッターも長く愛用してくださいね。