昔読んだ『ガラスの靴』がピッタリの少女を見つける物語、ありましたよね。
でも、実際は、なかなか自分の足にピッタリのパンプスを見つけるのは、大変ですよね。
年齢とともに足の形も変わっていきますし。。。。
私の足は、残念ながらパンプス向きの足ではないらしく、パンプスを購入するのに苦労してしまいます。
俗に言う『甲が高く、幅広の足』なのです。
最近は、足に優しいパンプスも発売されていますが、コンフォートシューズは、履きやすいもののおしゃれ感が少し足りない。。。。
そこで、視点を変えて履きたい靴を履けるようにしたいと思い、たどり着いたのが『シューズストレッチャー』なのです。
これで、靴は履いて買うという意識から、通販でも購入することが怖くなくなりました。
『シューズストレッチャー』は、ネットでも購入できますし、大きな靴屋さんにもあります。
【公式】レディース靴 通販 SHOP KILAKILA本店ブログ シューズストレッチャー
木型のものやプラスチック製もありますが、耐久性の面からも木型がオススメです。木型には、いくつか穴があいています。
何の穴？それは後で説明します。
コツは、『少しずつ伸ばす』これに尽きます。靴は伸びて履けるようになったらいいのではなく、微調整をして自分にぴったりにしていくという意識が必要なのです。
もしできるのであれば、『革を伸ばすスプレー』などが靴屋さんに売っていますので、それを事前にスプレーすると少し時間短縮になります。
まずは、パンプスを履いてみて、少し歩いてみます。どこが痛いのかを自分でしっかり掴むことがとても重要です。
全体的に狭くて痛いのか、それとも親指側や小指側といった具合に部分的に痛いのかで方法が違うのです。
痛いところがわかったら、洋裁用のペン(すぐとれるもの)で印をつけます。スエードみたいな布は跡が残る可能性があるので、付箋みたなものでもいいかも知れません。
まず、全体的には問題がなく、部分的に痛い場合は、先ほど述べた木型の穴に着目します。痛い部分にできるだけ近い穴に『ダボ』という固いプラスチック製のチップをはめ込みます。
そして、靴に装着して痛い印の部分にダボがきているか確認して終了です。
次に幅が狭くて痛い場合です。パンプスはこれが多いと思います。
この場合は、ストレッチャーを装着してハンドルをゆっくりゆっくり回してください。あわてて回すと革が傷んでしまうこともあるので注意が必要です。
ある程度、伸びたのを確認して完了です。
そして最後に、長さが足らずかかとが痛い場合です。これは難しく、パンプスの先まで足が入っていないために痛いのか、入っているけど長さが足りなくて痛いのかの見極めが必要です。
幅に問題がある場合は、前述の幅が狭い場合と同じで大丈夫です。
そうでない場合は、長さを調整するネジがついていますので、セットして同じようにハンドルをゆっくり回します。
どの場合にしろ、まずは数時間から一日で様子を見たほうがいいと思います。
そこで、ピッタリであればそれでよし、まだ伸びていなければまた時間を置くといった具合です。少しずつ調整をして伸ばしていけばいいと思います。
また、パンプスの革の性質でも変わってきます。ラムなどの柔らかい革は、伸びやすく、牛革などは少し時間がかかるかもしれません。
合成皮革は、ほとんど伸びないかも知れません。
ここで、ポイントをひとつ。
ストレッチャーだけでぴったりになるまで伸ばさず、ある程度伸びて履きやすくなった時点で履いてみることです。
自分の足で一日履くと、なじんで本当に歩きやすくなってくるのです。
ストレッチャーだけでぴったりにしてしまうと、しばらくすると伸びすぎてしまう場合もあるかもしれません。
気に入ったデザインで、自分の足にピッタリなパンプスは、履くだけでテンションが上がりますよね。
そのためにも、あわてず、少しずつ自分の足になじませて育てていくような気持ちで、マイパンプスを手に入れましょう。
