季節やトレンドを意識したオシャレなサンダルの履きこなし方教えます
夏といえばサンダルの季節ですよね。
強い日差しには涼しげなサンダルがピッタリです。
体温や汗がこもってしまいがちなシューズやパンプスとは違い、通気性バツグンのサンダルは暑い季節でもずっとさわやかです。
暑い時にはいつでも履き続けたい気持ちになりますよね。
でも、サンダルはいつからいつまで履いていいものなのでしょうか?
なにか決まりはあるのでしょうか?
サンダルは夏だけしか履いてはいけない、というルールはありません。
でも、履き物に関わらず、ファッション全体の傾向として、先取りはOKでも季節に遅れが感じられると、夏後は寒く・冬後は暑苦しい印象を与えてしまいますよね。
ですからサンダルでいえば、春先に早めに履き始めるのはいいとして、秋口になっても履いていると、ちょっとどうなの?と思われないか不安になってしまいます。
とはいえ最近の履き物事情は、数年前から変化が生じてきていて、夏にブーツを履いたり、冬にサンダルを履いたりすることもすっかり市民権を得てきました。
特に猛暑が叫ばれている現代の日本は、9月になっても真夏並みに暑い日も多く、「秋サンダル」という商品も多く出回るようになってきています。
そして室内では空調が効いている施設も多く、露出するおしゃれが増えてきたことから、真冬でもミュールやサボサンダルを合わせるファッションが一般化しています。
ファーをあしらった冬用サンダルもよく目にしますよね。
パーティでも、サンダルやミュールはドレスに合わせてさまざまな季節にも履くことも多いでしょう。
かなり自由に一年中サンダルを楽しめるようになりましたが、それでも注意点はいくつかあります。
素材を選ぶ
真夏に似合うストロー素材や、ジュート底、レースが使われたいかにも夏っぽい涼やかなものは、春に履くには新鮮に映りますが、やはり秋にはミスマッチ感を与えてしまいます。
また、真夏にわざとファーのモチーフを合わせることもありますが、たっぷりのファーや起毛素材は暑苦しさを感じさせるので、基本的には避けたほうが無難でしょう。
そしてもうひとつの注意点としては、やはりデザインにも気をつけなければなりません。
あまりにも露出の多いサンダルを春の早い時期や秋口に履くと、なんだか肌寒さを感じさせてしまい、季節感を楽しむコーディネートともズレが生じてきます。
洋服とのつりあいも考えなくてはなりませんよね。
秋にもサンダルを履きたいけど大丈夫?と不安になるときは、秋サンダルとして売り出されているものや、季節に合ったカラー・素材を選ぶようにすれば間違いありません。
また、夏以外にサンダルを履く場合には、TPOもわきまえるようにしましょう。
クールビズが定着してきた昨今では、真夏のファッションでしたら多少の露出は少々お堅いところへ行っても許されることが多いのですが、暑くもない季節では、場所によってはサンダルが失礼にあたることもあります。
これはなかなか面倒な話ですが、ファッションの基本は自分が楽しむことを大事にしながらも、他人に不愉快な印象を与えないことも重要です。
もちろん、街中やカジュアルな場面で履くには、どんなサンダルでも大丈夫です。
とはいえ、以前に比べたらサンダルはずいぶん自由に履けるようになりました。もともと日本は、長らく草履や下駄の文化が続いてきた国です。
これから先もどんどん季節にこだわらないおしゃれが進んでいくことでしょう。