歩いているとパンプスのかかと部分が浮いてしまう、走った時にかかとから脱げて転びそうになってしまう、パンプスが安定しないせいで歩きにくい・・・。
かかとが脱げてしまうのは、パンプスのサイズが合っていないせいだと思っていませんか?
サイズが合っていないパンプスでもこれらの問題は起こりますが、それよりも問題になってくるのが「姿勢」です。
悪い姿勢は足のゆがみを引き起こします。
パンプスがかかとから脱げちゃうという人は、まずは姿勢を見直してみましょう。
サイズが合わないと思っていたパンプスが、姿勢を正すだけで実はぴったりだったなんてことがあるかもしれません。
【パンプスのかかとが脱げるのはなぜ?】
パンプスのかかと部分が脱げてしまう人は、足のつま先部分が靴の中で圧迫されていることが多いです。
パンプスを脱いだ時に、つま先が赤くなっていたり、指がじんじん痛いという経験がありませんか?
もしくは、脚の指が山を描くように曲がった形になっているという人もいるかもしれません。
かかとから脱げてしまうのは、足が前に滑ってしまうからです。
サイズがピッタリだとしても、前の部分が圧迫されて前すべりするので、前に滑った分かかと部分があいてしまうというわけ。
ですから、単純にサイズが合わないせいでかかとが脱げるとは言い切れないのです。
サイズがピッタリでも、姿勢が悪いせいで足が前に滑ってしまうと、パンプスは脱げやすくなります。
サイズが合わないからだと思って小さいサイズのパンプスを買うと、今度は、常に足の指に負担がかかってしまうことになりかねません。
かかとが脱げてしまう人がまず最初に試すべきは、サイズの違うパンプスを試すことではなく、姿勢を正すことだと知っておきましょう。
【正しい姿勢ってどうするの?】
パンプスって脱げやすいものだから、という人。それは間違いです。
パンプスが脱げてしまう原因の多くは、姿勢の悪さや歩き方の間違った癖によるもの。
歩き方が変われば、スタイルアップして見えるという嬉しい効果もありますから、さっそく実践してみましょう。
1.重心を意識して立つ
ヒールの高いパンプスを履くと、足の裏と地面が設置する面積が小さくなるので、どうしても不安定になります。その結果、重心は前側に移動しやすくなってしまうのです。
意識すべきは、重心を体の中央に持ってくること。
土踏まずの真ん中あたりに重心が来るようにイメージしてください。
ヒールの高いパンプスを履いていると、つま先部分に体重がかかりがちになりますが、土踏まずのあたりに体重をかけるように意識すると、まっすぐ立てるようになります。
2.脚の筋肉を意識する
正しい姿勢というと、背骨のカーブばかりに目が行きがちですが、意識すべきは脚の筋肉。
立っているときは太もも~ふくらはぎにかけて、内側にグッと力を入れるようにしてください。
そうすることで、重心がブレるのを防ぐと同時に、インナーマッスルを鍛える効果も。
O脚の人は最初は苦しく感じると思いますが、気を付けて意識しているうちに足がまっすぐになることも多いですよ。
1日中意識は無理でも、30分に1回は意識するようにして、少しずつ脚の筋肉を鍛えてあげましょう。
3.腹筋と背筋を意識する
まっすぐ立つためには、腹筋と背筋のバランスが重要です。
お尻をきゅっと引き締めるようにして背筋を意識したら、お腹を1cm後ろにひっこめるような形で腹筋を意識してください。
この状態が、ベストです。
慣れるまでは苦しいですが、続けていくと下腹ぽっこりも解消されますよ!
また、この時に胸を張るようにすると、スタイルアップして見えます。
【おわりに】
正しい姿勢を身につけて、パンプスの前すべりによる「かかとのあき」を防いでくださいね!